編集ライターの仕事に意欲のある人材を募集しています。
そこで何回かに渡って、
ライターというお仕事の話を掲載したいと思います。
今回はその4回目です。
「ライターという仕事に、向き不向きはありますか」と、すごくよく聞かれます。
きっと誰もが、気になることなのでしょうね。
確かに「ああ、この人は向いているな!」と感じる人はいます。
うちの会社に入ってきた人は誰でも、
企画、編集、原稿作成の全てを担当することになるので、
仕事ぶりを見ていると、
「企画、コーディネート、編集に向いているタイプ」と
「原稿作成で実力を発揮するタイプ」に分かれるとも思います。
ただ、向いていることと、続けられるかどうかは別かもしれません。
私は20代のころ上司の方に、
「久保田はいろんなことを同時にできないから、編集には向いていない。
原稿作成だけなら、まだ何とかなるかもしれない」と言われたことがあります。
これは本当に当たっていて、同時に複数のことをするのは苦手です。
にもかかわらず…その後、
週刊で発行される求人情報誌の特集記事を約12年も編集しました。
今も編集と原稿作成の両方をやっていますが、決して向いてはいません。
向き不向きって、そんなもんじゃないのかなと思います。
これまでスタッフを含め、
この仕事をしている人とたくさん接してきましたけど、
向いているなと周囲に思われていても辞めてしまう人あり、
その逆もありです。
「向き不向きじゃなくて、
その仕事が好きなら、続けられるんですよね!」
というのも間違ってはいないです。
でも、好きだから必ず続けられるとも限らない…。
向き不向きではなく
「この仕事しかできない」と思える人は、おそらく続けられます。
私もそうでした。
他の仕事も考えてみたけど、この仕事しか続けられそうにない。
マイナス思考でしょうか?
でも、そんな風に腹をくくれば、思いがけないパワーも出ます。
とはいえ単に続けていても「指名されるライター」にはなれません。
企画を何度も出したり、断られてもめげずに取材依頼をしたり、
納得できる原稿が仕上がるまで、何時間かかっても粘ったり。
へたくそだったら、へたくそでなくなるまで、やるしかないんです。
「向いている」とは
すべきことを常に考えながら、やり抜けることなのかもしれません。
「ありふれた石でも、考えながら積み重ねればお城になる」株式会社これから
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chief executive officer 久保田説子