2016年11月25日金曜日

インターンシップ体験談

みなさん、はじめまして。
ライター目指して勉強中の林です。
この転身講座を受講して、
早くもライターという仕事の難しさ、
やりがい、いろんな経験を
させていただいております。
このブログではそんな転身講座の内容を
少しでもお伝えできたらと思います。

なぜライター転身講座を受けているか
ですが、ライターになるために
もっと自分の表現力を上げたいと思ったからです。
最近はSNSで個人が発信する機会も増えていますが、
自分の活動や想いを書く中で、
ひょっとして少しの工夫で
もっと伝わる文章が書けるのではないか、
良いものも伝わらないと意味がないのでは、
そんな風にも思い始めました。

日本語のもつ言葉の響きや温かさが私は好きです。
日本には言霊という考え方があり、
使っている言葉通りになると昔から言われています。
そんな言葉を大切にすることからも、
正しい文章が書けるライターになりたいと思います。

さて、講座では書きやすそうな題材からスタートします。
最初は、これまで会った人(1名に絞る)のことを、
中学生にも魅力がわかるように紹介してください、
といったものでした。
最初だしとても書きやすそうな題材ですよね。
だって会ったことある方だし。
しかし実際書き始めてみると意外と難しい。
自分はその方のことをよく知っているけど、
いざ知らない人に紹介するときに
何から書いたらいいのか迷います。
好きなだけ書ければ簡単ですが、
字数制限の中で魅力を伝えるという経験は
とても学ぶことがたくさんありました。
さらに何を最初にもってくるかなど
文章の順番にも意識を向けるようになりました。

何度も直して頂いてようやく完成しましたが、
文章の基本的な型や気をつけたいポイントなど
講座を通して教えていただきました。

面白かったのは、書くことでさらに頭の中が整理されて、
その方の魅力がさらによくわかるようになりました。

それでは今日はこのくらいにして、
また次回の課題レポートをお待ちくださいね。

2016年11月2日水曜日

「日本」「伝統」「工芸」本来のよさを、よりくっきりと。 お金をかけるより、知恵をしぼる。 中川政七商店の「奈良博覧会」が、すごいワケ

すごいんです、秋の奈良は。
正倉院展があるので。平日のバスもいっぱい。
鹿たちも、外人さんたちからせんべいもらって、うはうはです。

それ以上に、すごいんです。
中川政七商店の「奈良博覧会」。

中川政七商店は、創業の地である奈良県内よりもむしろ、
すでに全国で「超有名な」ブランドです。
中川政七商店の名前は知らなくても、
新幹線の中で異彩を放ち、誰もが一度はクギづけになるワゴン販売
「走る日本市」を見た人は、きっと多いと思います。















ちょっと書き方を変えましょう。
「お金をかける価値のある本物がほしい人」に「超有名な」ブランドなんです。
もう少し突っ込みましょう。
「新しいことや本物に感度が高く、それを手に入れるゆとりのある人」に
「超有名な」ブランドなんです。

10月11日の記者発表に参加させてもらって
驚かされたのは
岩手県の南部鉄器も、新潟県燕三条の刃物も
地元では、なかなか注目してもらえていなかったということです。
それどころか
刃物職人さんたちが自分の子どもさんに
「こんな素晴らしい仕事をしている」と誇りをもって語ることすら、できていなかったそうです。
そんなんでは、後継者が育つのも難しいでしょう。

中川政七商店の社長、中川淳さんは記者発表で言ってました。
「私たちが」。
「私たちが、産地の外から、素晴らしいと断言することで、変えていきたい」。
「博覧会という、モノ、食、コトの集まるお祭り空間だからこそ、変えられる」。
産地だけでは、どうにも変わらなかったこと。
それを「私たちが」。


事実、東京、岩手、長崎、新潟と全国5か所で空前の集客。
岩手の集客18000人は、なかなか出ない数字じゃないでしょうか。
しかも、
「お金をかけずに、知恵をしぼる」という、やり方で。
たとえば「ものづくり学校」をして、産地を体験してもらう。
しょぼんとしていた産地も、
「できることはないか」と自ら動きはじめて、
「博覧会」をきっかけに、一大ムーブメントが巻き起こったそうです。

narantoという雑誌で取材した頃から、
中川さんは強調していました。
「ブランディングで、現状を変えることができる」ということ。
私はブランディングについて詳しくはないので、
大学の講義でも、
中川政七商店のブランディングを生の題材に、
「ブランディングが、いかに強いのか」について教えました。
「自分の潜在価値」に、
まだまだちっとも自信のもてない大学3年生に。

そこで話したのは、
「ブランディングは、本来もっているよさを決して失わせない」。
無理に何かを盛ったり、奇抜なスパイスをふる必要はない。
「本来もっているよさを、客観的に見つける、これが難しいけど、すべての鍵」。
産地の外から、素晴らしいと断言することの重要性です。
「宣伝にお金をかけなくても、光の当て方に知恵をしぼれば、いい噂はすぐに広がる」。
中川さんは「まずは一番星を点灯させること」と言ってました。
光をあてれば、そこが輝く。
自分たちで難しかったのなら、外から光をあてればいいんです。
















奈良博覧会に行ったら、
もともとおいしいマフィンの数々に、奈良の山の名前がついてました(出店「ナナツモリ」)。
奈良でとれるおいしい果実が、ドライフルーツやシロップになって、
年中楽しめるように工夫されてました(出店「堀内果実園」)。




奈良博覧会の会場でお客さんの目に飛び込むのは、
にわかじたてのゆるキャラなんかではなく、
奈良ざらしを扱う老舗として中川政七商店が300年つむいできた足跡と、
奈良の地に今も息づく一刀彫をはじめとする伝統工芸の粋。
もっとすごいのは、人間と工芸との過去と未来に思いをはせることのできる屏風絵でした。




便利だから、すぐ手に入るから、ものを買います。
でも、気持ちがゆさぶられたり、心地よさが続くのはもっと大事です。
働いてお金がほしいから、就職します。
でも、自分がどんな生き方をするのかは、お金を稼ぐより大事です。

何を買うか。何を食べるか。何を体験するか。何に時間を費やすか。
ひとつひとつの積みかさねで、一生が変わる。















奈良博覧会の内容は、
中川政七商店のホームページでどうぞ。
http://www.yu-nakagawa.co.jp/top/

(ライティング:久保田説子)



2016年10月7日金曜日

牧賢治監督作品、ショートムービー「japing」の映画賞授賞記念上映会&パーティに 行ってきました!

これからマネージャー市川です。
今回は「リサーチ玉手箱」の番外編。
牧賢治監督作品、ショートムービー「japing」の
映画賞授賞記念上映会&パーティに出席した
レポートをお届けします。

まずは、映画のご紹介から

★ショートムービー「 japing(ジェイピング)」★

第49回ヒューストン国際映画祭 短編映画コンペティション部門 GOLD REMI AWARD受賞!

日本芸術センター 第7回映像グランプリ 若獅子賞受賞!


こちらの映画、モノクロ・台詞なしのショートムービー。
こういう作品は今まで見たことがなかったので
とても新鮮でした。

音楽と映像だけの作品。
自分の想像力をはたらかせつつみていると
どんどん作品の中に引き込まれていきます。

上映時間が20分ということで、短いのですが
短いからこそ、監督の表現したかったことが
ギュッと詰め込まれていると感じました。

上映後、
制作の裏話、海外の授賞式の話、
日本の映画界の現状と海外の映画界との環境の違い、
すでにクランクインしている次回作の話など、
牧監督から直接、お話を聴くことができました。

















なんと、こちらのショートムービー、牧監督の
初監督作品!
しかも制作費20万円、3日間で撮影した作品だそう。
う~ん、それで海外の映画賞受賞とは、すごい!のひとこと。

映画について語る監督の目はキラキラしていて、
パワーと可能性にあふれていてまぶしかったです。

監督の映画への情熱や思いが、まわりのパワーをも巻き込み、
もともと持ってらっしゃる才能にさらに開花させ、
チャンスを自ら引き寄せてらっしゃるんだなぁと
いうことを感じた上映会でした。

牧監督の次回作が、ますます楽しみになりました。


Japing-ジェイピング- FBページ
https://www.facebook.com/japing.movie/


映画については、こちらの記事で詳しく紹介されています。
PR TIMES「大阪の広告クリエイターが、ヒューストン国際映画祭で金賞!!」
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000018976.html

2016年9月16日金曜日

心斎橋OPAの地下2階 「やまびこベーカリー」の お披露目会に行ってきました




売り場にあふれんばかりのパン、パン、パン。
オープンキッチンだから、
つくっている様子がわかって、おいしそう。
その上ラインナップはというと
「カッテージチーズとお漬物のサンド」からはじまって、
大胆で強気な「初対面のレシピ」がずらり。


「やまびこベーカリー」を
プロデュースする奥田政行シェフは、
アル・ケッチァーノというレストランのオーナーシェフで、
世界の料理人1000人に選ばれたり、
農林水産省「料理マスターズ」第1回受賞者だったり、
スイス ダボス会議「Japan Night2012」で料理責任監を務めたり、
「ミラノ国際博覧会」で地元・山形の食材をPRしたり、
とにかく食の世界では超有名なのだそう。
スケールでっかすぎて、ピンとこないくらいです。

それでいて、意外にも、おしゃべりが楽しいんです。
ずっとしゃべってる。
ずっとしゃべってる。
しゃべってる。しゃべってる。しゃべってる。




「日本人の口にあうパンは、
ごはんと一緒の加水率なんだよ!」と言われて、
記者さんたちが「へえーーーー」
「アンデス原産の野菜なら、
アンデスの気候に近いとこで育てると、おいしいんだよ!」
グルメライターさんたちも「ふうーーーん!」

その場で、自らの手でサンドイッチをつくりあげ、
どうしておいしいのかを、にこにこしゃべって、
質問されていないことまで、めっちゃわかりやすく教えてくれる…

「やまびこベーカリー」のパンは、
そんな奥田シェフっぽい、
ちょっとおしゃべりで、
いろんな味覚が贅沢に盛り込まれてるけど、
それでいてピシッと筋の通った
「世界に認められる日本のパン」の味がするんです。

「私は感受性が豊かだから!」
って自ら言いきるところも、無邪気で素敵でした。

地下鉄心斎橋駅から直結。


2016年9月9日金曜日

大阪 北堀江のアートショップ&ギャラリー 「ART HOUSE」で開催された たなかしんさんの 出版記念パーティに行ってきました!


ART HOUSE。アートハウス。
いい響きですよねー。だって、アートの「いえ」ですもん。
オーナーさんのあったかさが、
そのまま出ているネーミングです。
もー、中にはいると、とにかくいっぱい。
「いえ」んなか、
いろんなアーティストのアートでいっぱい。天井まで。

パーティの前に、
2階の展示をふらっと見にいったところ、
若い女性の作家さんが、話しかけてきてくれました。

色とりどりの、ちっちゃいちっちゃい折り紙アートを
ニスでつやつやにしてつくった可愛らしいアクセ。
「私がこのギャラリーにたまたま来たとき、
自分でつくったこのアクセを耳につけていたら、
オーナーさんがそれを見つけてくれて。
今日の展覧会に参加することになったんです」
あー、いい話聞いちゃった…。
誰かに会うたびに聞かせたくなる話です。


そんなふうにART HOUSEは、

アートのたまごを孵化させる不思議なとこ。
絵本「クークーグーグー」を出版したばかりの
たなかしんさんも、
20歳の頃、ART HOUSEに出会って、
それからの長いお付き合いなのだそうです。

たなかしんさんのことは
だいぶ前から知っていましたが、
ご本人と生の作品にあうのは初めて。

パーティーでは、
クークーと同じくらい可愛くてやんちゃな
「たなかしんさん2世」も走り回ってました!








アートは人の心に忍び込み、
やわらかくしたり、あったかくしたりします。
アートを生み出す人たちが、
イマジネーションを広げていけますように。

ART HOUSE
http://art-house.sub.jp/

2016年9月6日火曜日

ルクア イーレに8/31オープンした 「AMO'S STYLE by Triumph prime」の プレスプレビューに行ってきました!

















この写真に映っているのはトリンプのイメージガール、中川知香さん。
本物の花でつくったオトナブラ&ショーツ姿でショップに登場!

…ショップが…、華やぎましたとも!!

なんといっても、フレッシュフラワーでつくった下着!
ランが5種、トルコキキョウが2種。
すごくかわいい。

生花だけにボリューミーだし、
ドレスアップされた感はすごいんですが、
想像していたほど派手じゃなくて、
「女子を満喫している」感じがしました。

しかも、このフレッシュフラワーブラ&ショーツ、
身につけている中川知香さん自身が考えたとのこと!!
きっと、楽しかっただろうなー。

偶然やけど最近、仕事で下着の話題にふれることが続きました。

あらためて思ったのは、
ファッションのなかでもブラ&ショーツって、
女子にとって特別なんやなーということ。
基本、男子はブラつけません。
ブラ&ショーツというカップリングへの思い入れも、
ランニング&トランクスとは、たぶんきっと、ずいぶん違う。

女子にしかない、宝物を包んでいる感じ、
自分以外のだーれも見ずに終わるかもしれなくても、
終わらないなら、なおさら、
愛着のあるデザインや色やつけ心地にこだわりたい!
…って思って、当然ですよね。

トリンプさんとはちがう、
もうひとつの「ブラ&ショーツ」の物語は、
近日またご紹介しますです。

2016年2月22日月曜日

「QREATORS」

これからマネージャー市川です。

ある日ツイッター経由でおもしろいサイトに
出会いました。

クリエイター×クリエイターから生まれる
コンテンツ発信サイト「QREATORS」

誰かがリツイートしていたハフィントンポストの記事
ホリエモン「寿司職人が何年も修行するのはバカ」発言をミシュラン一つ星店オーナーはどう考える?
の記事元をたどってたどり着きました。

起業家、職人、ファッションデザイナー、学者、医師、漁師、
作家、芸術家、アスリートなど
ありとあらゆる業界の「ぶっとんだ創造者」である
QREATORたち(QuantumLeap×Creatorの造語)の
インタビューコンテンツや
畑違いのクリエーターが出会い、刺激を与え合う
対談や鼎談など、
中身の濃いコンテンツがそろっていて
最初は、あれこれおもしろがって読んでましたが、
「このサイト、どんな人が作ってるんだろう?」
ということで、いつものごとくリサーチを開始!

まず、吉本興業でマネージャや新規事業などされていた
佐藤詳悟さんが2015年2月に創業した
株式会社QREATOR AGENTが手掛けるWebサイト
であることがわかりました。
こちらの会社の業務は100名以上のQREATORのみなさん
の営業代理業とプロデュース業がメインということで、
サイト内にQREATORのプロフィールページもあり、
「CONTENTS」ページは、
話題になるようなおもしろいコンテンツを作ることで
QREATORを世の中に広めるPRの場になっています。
情報が広がらなければ意味がないので、
外部のメディアやプラットフォームとの提携も進めている
そうです。
たしかに、この記事、
「退任を決意した「DRESS」編集長が見つめる、編集者の新たな活路とは?(前編) (後編)
は「Newspicks」「ハフィントンポスト」「collegino」など
外部サイトに転載され、コメント欄にはたくさんコメントが寄せられていました。


代表取締役の佐藤詳悟さん、
「現代ビジネス」さんと「サイボウズ式」さんが
立ち上げたコラボメディア「ぼくらのメディアはどこにある?」
にも登場されています。

いかにして“人は売れる”のか? 芸能マネージャーから転身の敏腕P、100名以上の「ぶっとんだ創造者」と見据える夢

メディアの本質は「共通言語」になれるかどうか---1億人に情報を届けるには“結果としてのメディア”がキーワード?


株式会社QREATOR AGENTは、
「QREATORとともにもっと世界を楽しくする」というミッションを掲げ、
「この時代のQREATORにあったプロデューサーを育てる」
「QREATORに刺激を与え、最もその力を発揮できるシステムを創る」
「次世代のQREATORを育成・発掘する」
ことを目指しているそうです。

その実現に向けて、情熱をもって語られる、
今後のビジネス展望。
読んでるだけでワクワクしてきます。

ちなみに、こちらでも佐藤さんが取り上げられています。

吉本興業を辞めてまで、僕が挑戦したかったこと(STORYS.JP)

芸人さんから、信念を持ってぶれないことの大切さを学んだ──QREATOR AGENT社長 佐藤詳悟(GQ Japan)

佐藤さんのように、これまでなかった新しい形のビジネスやメディアを
作り出す方というのは、自ら考え、判断し、行動できる
という基本的な力をきちんともっていて、
過去の経験の中から得た独自の哲学があり、
そしてなによりに情熱の量がはんぱないです。

世界一のクリエーターエージェントを
目指すQREATOR AGENTさんの今後の展開が楽しみです。


最後に、「QREATORS」より、いくつか気になったコンテンツをご紹介。


・キン肉マンは三島由紀夫が作った!?「文学の面白さから編集者へ」新時代の編集者"草彅洋平"
・今の音楽業界に足りていない1つのこと。草彅洋平が見据える、メディアミックスの未来


・クリエイティブな人材が育つ環境とは?「学校教育とクリエイティブ」の関係をひも解く
(東京学芸大学教授で「遊び学」を研究する松田恵示氏×10年以上の引きこもり期間を経て
起業した若手起業家の小幡和輝氏)


・名物編集者3人が語る!これからの時代に残る編集者って?
(「DRESS」編集長山本由樹氏×㈱コルク佐渡島庸平氏×博報堂ケトル嶋浩一郎氏)


・「腸内フローラ研究の最前線」と「自分でできる腸内フローラ改善法」の決定版!
(腸内環境研究者 福田真嗣)


・長時間より長期間、高いパフォーマンスを維持することの必要性
(日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター、
U20ラグビー日本代表監督の中竹竜二氏×予防医学研究者の石川善樹氏)


・日本で唯一の『照明デザイナー』、岡安泉




ほかにもたくさんおもしろいコンテンツがありますので
ぜひサイトを訪問してみてください。

それでは、今回はこの辺で。
読んでいただき、ありがとうございました。



2016年2月8日月曜日

ライターになるには/ライターの仕事とは 第15回

文章で何か大切なことを表現しようとするとき、
自分なりのルールを持っている人もきっと多いはずです。
私の場合、日本語でしか書けないので、
日本語でどう表現するかに、ある程度のルールを持っています。

お仕事だと「統一表記」が重んじられる場合もあるので、
守るように心がけますが、
それすら「こっちのほうが、読み心地いいかもしれないです」と
別案を提案することもあります。
文章の構成とも、内容とも関係なく、
ルールだけで読み心地がちがう。ひいては、読む人の興味の度合いが変わる。
そのくらいの価値と威力があると思っています。

いわば、文章の「肌ざわり」、服でいうところの「着心地」のようなもんです。
テクスチャーともいうんでしょうか。
料理でいえば、調味料かもしれない。

私の文章には、どちらかというと漢字が少ないです。
簡単にいえば「読みやすいから」「読み疲れ防止」なのですが、
「本当に伝えたいこと」を立たせる作用もあると思っています。
漢字には読み方と意味の両方がつまっていて、
見なれた漢字なら考えることなく読み進めることができますが、
なじみがないと、頭に入ってこなくなります。

文字数が200字でも1000字でも、
基本、最も伝えたいことは数行でしかありません。
まずはそれが立たないと、その文章の存在意義そのものがなくなってしまう。
コンセプトにあたる、その数行を除いた残りは、
すべてコンセプトを深く理解してもらうための援護射撃ともいえるものです。

ひらがなが漢字を立たせ、漢字がひらがなを立たせるバランスに。
カタカナは最も目立つので、
入れるのであれば、薄っぺらくならないように気をつけながら、意図的に。

読んだ人に作用して、行動に影響するまで。
「なんとなく気になる文章で、つい読み返したくなる」ように。

まあ、そんなことになっているかどうか、ほんまはわかんないんですが、
ライターのたくらみは、続きます。


「いい文章を読むと、行動したくなる。…はず。」
株式会社これから

2016年1月25日月曜日

「やってみたい!」が目覚める場所「コーボックス」


ライターの久保田です。

行きたいとこ、したいこと、会いたい人がいっぱい。
特に何かを「つくる」に関しては、すぐに引き寄せられてしまいます。

知り合いのライターさんが
コワーキングスペースで仕事をしてるって聞いて、
いっぺん行ってみたいなと思ってました。
ちょっと特別なスペースだっていうので、特に。

取材対象者のオフィスが
実はコワーキングスペースでした、という経験はあるんです。
デスクは自分のがあるけれど、打ち合わせなどは共有スペースで。
小規模で独立する人には便利だろうなあというイメージでした。

でも、知り合いが仕事してるコワーキングスペースは
「ものづくりができるんですよー」っていうから「?????」。
「3Dプリンタやレーザーカッターがあるんですよー」と聞いても、
やっぱり「?????」。
行って、見て、やっと謎がとけました。

レーザーカッターって、いろんなモノが切れるんですねえ。
木も、ガラスも、ゴムも、アクリルも。
しかもしかも、
ただ切るだけやなくて、
彫刻とか、穴あけるとか、名前を入れたりもできるんですねえ!

うちの社名プレートも、あっという間にできあがり。

さっきまで、ただのアクリル板やったのに。
すげっ。

公式サイトでは
「3Dプリンターでつくったマジックハンド」が動いてました。
iPhoneケース、メガネフレームなんかもつくれるそうです。

「これを使えば、何かおもしろいことができるんじゃないか」。
気持ちがむっくりと起き上がる人は多いでしょうね。
コワーキングスペースなので、
そういうことが好きな人が集まってくるわけで、コラボもできる。
使い方の基本も、親切に教えてくれる。

オリジナルのiPhoneケースをつくったら、
ネット通販で人気が出た!という声も聞いて「なるほどなあ」。

「おもしろい」「好きだ」をきっかけに
人が集まり、ビジネスが始まるって、やっぱりいいな。

こういう居場所が、どんどん増えてほしいと思いました。

見学大歓迎だそうです。ぜひ!

ものづくりコワーキングスペース「コーボックス」
http://www.co-box.info/