こんにちは、ライターの山森です。
前回、取材で大切にしていることをテーマに記事を書きました。
今回は、原稿について。
取材後、ライターはどのように原稿を書いているのでしょうか?
原稿の書き方は、ライターによって千差万別。
記事の組み立て方、進め方は、もしかすると取材以上に人それぞれかもしれません。
あるライターさんは取材前から緻密にストーリーを組み立てるそうです。
私は出たとこ勝負、と言うと良くないかもしれませんが、準備はしたうえで、
取材で出てきたものを活かしたいほうです。
原稿で大切にしているのは、自分のキャラクターを出さないということ。
前の記事で、取材対象者が書いたかのような原稿が理想と書きました。
そこに、私の個性はいりません。
名前を出した連載記事など特殊なケースを除き、
ライターは常に黒子気分でいるのが良い気がします。
また新人のころ、よく注意されたのは「きれいにまとめすぎる」こと。
「その表現だと、誰にでも言えるよね」と言われた時、ハッとしました。
たとえば「楽しい」「おいしい」などの便利な言葉、
よく使ってしまいがちな言い回しはたくさんあります。
でも取材を振り返って、取材対象者が言っていたことが本当に「楽しい」でいいのか、
立ち止まって気付けるかどうかが、まずは大事かもしれません。
一方で、奇をてらった表現で読みやすさが損なわれるのもまた、良い原稿とはいえません。
媒体の趣旨に沿って、取材対象者を表していて、読みやすく、ほかに埋没しない。
私の尊敬するライターは皆、一字一句狂いのない絶妙なバランスで原稿を書き上げています。
書けば書くほど洗練されていくのに、書いても書いても廃れない。
プロフェッショナルの高みを目指して、今日も原稿と向き合っています。
ご覧いただき、ありがとうございました。
2015年11月17日火曜日
2015年11月2日月曜日
日本仕事百貨
これからの人事も担当している市川です。
人事担当ということで、求人サイトを
チェックすることがよくあるのですが、
そんな中で出会ったおもしろいサイトがあります。
「生きるように働く」 がコンセプト。
それが、「日本仕事百貨」です。
http://shigoto100.com/
サイトを開くと、すぐに気づくのですが、
条件から求人を絞り込む「検索機能」がありません。
「求人」をクリックすると、カテゴリ一覧がでてきます。
「ものつくる売る」「コミュニケーション」「地域に根ざす」
「問題解決」「空間づくり」「農業漁業林業」「日本の伝統」などなど。
さらに、そこから進む企業ページも、
4000字近い記事と写真で構成され、最後に募集要項と続きます。
記事は、社員の方たちへのインタビューをもとに制作され、
その会社のよい面だけでなく、仕事のたいへんな点やつらい点など
ネガティブな面も包みかくさず書かれています。
実際に足を運んできちんと取材するからこそ、
「その会社で働くということ」をリアルに感じることができます。
その企業の根っこの部分をきちんと共有してから応募できる、
この部分に、すごく共感します。
ちなみに、求人情報のほかにも、コラムなど読みもの記事もおもしろく、
さまざまなイベントも主催されています。
スタッフにこのサイトを紹介したとき、
久保田の感想は、
「すっげえ、いいですね。やってる人に会ってみたい。」でした。
絶賛スタッフ募集中の人事担当としては、
こんなサイトで求人できたら、いい出会いがあるかも
って単純に思ったのですが、
さすがのライター・編集者魂を感じました~。
既存の紙媒体やサイトで求人広告を出すことは、
王道の方法かもしれません。
でも、そこに自分たちが求める出会いはあるのか。
「日本仕事百貨」というサイトを通じて、
いろんな学びを得ました。
「これから」らしい、「これから」にしかできない
求人ってなんだろう。
お互いに一緒に働きたいと思えるヒトと出会うために、
自社サイトやブログを通して、
ありのままの「これから」を伝えていきたい。
そんな思いで、ただいま、自社サイトのリニューアルを進めています。
そして、「これからブログ」も内容を充実させて
いきたいと思っています。
ここでちょっと宣伝を(笑)
株式会社これからでは、「ライター転身講座」を開始しました。
詳細は、こちらのブログ記事をどうぞ。
http://corecaracorecara.blogspot.jp/2015/10/blog-post_20.html
自社の宣伝もはさみつつ、今回はこの辺で。
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さらに、そこから進む企業ページも、
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記事は、社員の方たちへのインタビューをもとに制作され、
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