2015年3月27日金曜日

指名されるライターになるには/ライターの仕事とは 第10回

関西の編集プロダクション「株式会社これから」では今、
編集ライターの仕事に意欲のある人材を募集しています。
そこで何回かに渡って、
ライターというお仕事の話を掲載したいと思います。
今回はその10回目です。

ライターになりたい人の出発点のひとつに、
「スクールで学ぶ」という選択肢があります。
ネットで関連記事を読んでいても
「スクールに行くべき?」という相談を見かけます。

私は大学生の頃、
「コピーライターの仕事って、いいなー」と思って、
宣伝会議のコピーライター養成講座に通ったことがあります。
勉強したからといってなれるとは限らないけど、
だからって、
何もせずになれるとも思えない、
そんな気持ちになる人のほうが多いんじゃないかな。

先日、求人についてご相談したかったので
宣伝会議の編集・ライター養成講座、
大阪ビジネスカレッジ専門学校、
大阪編集教室、3校にご挨拶してきました。
編集ライターをめざしている人が学んでいそうなスクールです。

実際、この3校で学んだ人を採用したことがあります。
株式会社これからという会社として出発する前、
クボタ・ライティングオフィスという名前だったときのことです。
宣伝会議の編集・ライター養成講座では、
講師として教えたこともあります。
元スタッフのうち2名は、
講座で出会って「意気投合して」うちに入ってくれました。

では、
スクールに入ればライターになる確率は上がるのでしょうか。

講師の目から見ていると
同じように学んでいても「なれそうな人と、無理そうな人」がいます。

その基準はいろいろで、
まず課題を出さない人は論外だし、
提出されたものが誤字脱字だらけでリクエストを満たしていないとやる気を疑うし、
きれいな文章だけど面白くないという残念なバージョンもあるし、
そもそも「人に伝える」ということを考えずに書いている人は、無理かなと思います。
一方で、
なれそうな人は、スクールに通う以外の努力も、いっぱいしているものです。

上記すべて、
採用試験に受かるとか、クライアントに選ばれる条件と、大きくは変わりません。

スクールに通う最大のメリットは、
「ライターや、ライターの卵がしていることに刺激を受ける」ことでしょう。
ただ刺激を受けるだけではだめで、
それによって、自分自身がどう行動するかがとても大切です。

会社に入ったり、フリーランスのライターになると、
自分自身をじっくりと醸成する時間が足らなくなります。
人によっては
自分がまわりより不利な条件で仕事をしているのではと焦ったり、
ライターとしての力が伸び悩んでいるのではないかと苦しみます。

ライターという仕事を長く続けたいのなら、
利害関係が発生しない場で、
まわりと自分の違いを知って、
自分自身が伸びる方法を考えておくことが、
なかなか役に立つと私は思います。


「はやさ、つよさ、うまさは抜かされる可能性がある。でも『らしさ』は抜かされない」
                                          株式会社これから


募集の対象となる方
○業界を問わず、就職した経験のある方。
○業界の経験・未経験を問いません。
○ワードを使っての入力ができる方。

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株式会社これから
chief executive officer 久保田説子