関西の編集プロダクション「株式会社これから」は、
編集ライターの仕事に興味のある人材を応援しています。
そこで何回かに渡って、
ライターというお仕事の話を掲載したいと思います。
今回はその13回目です。
「ライターになるには」って検索すると、
いろんな方法がヒットします。
「文章を書く」という仕事内容そのものはシンプルだから、
「すぐなれる」と思う人も多いかもしれないし、
「すぐなれる」と誘いたくなる人も多いみたい。
どの仕事でもそうなのでしょうが、
ライターも、
「なること」以上に「続けること」が大切だし、難しいです。
「指名される」というのは、
そのために必要不可欠な条件だから、
そうありたいという気持ちをこめて、タイトルにしています。
では、続けるにはどうすればいいのでしょう。
あたりまえのことですが、
ライターだって、人間です。
病気もすれば、彼とケンカして泣いたりもする。
でも、シメキリは待ってくれません。
場合によっては、結婚したり、子どもを産んだり、介護したりする。
1か月前から準備してきた座談会取材当日に、
子どもが熱を出しちゃうってこともありえます。
彼と別れる瀬戸際でも、気持ちの整理をつけて、
いつもどおりの原稿が書けるかどうか。
子どもを看病してくれる人を見つけられるかどうか。
真夜中に介護で何度も起きた次の朝、取材に行けるかどうか。
実はこのすべてが、ライターとしての大きな土台ともなります。
受験、就活、転職、起業、結婚、出産、介護、
自分自身、もがきながら経験したことが、
取材するとき、原稿を書くときの「引き出し」をつくってくれる。
取材対象の方々も、ライターの書いた文章を読む人も、
同じくもがいて生きている人間だからでしょう。
傷ついた家族を思いやる温かなエピソードにうなずき、
仕事で受けた大きなダメージの辛さに同期して…
泣いちゃうよ、ほんと。
そして、書いていいことと、伏せることの線引きもしなきゃ…
どう聞くか、どう書くか。
それは、どう生きているかで変わっていきます。
続けていくことで、
たったひとりの、
その人にしかできない仕事ができるのだと思います。
「めざせ唯一無二」株式会社これから
編集ライターに興味がある方からの、
お問い合わせを受け付けています。
ご面倒ですが、
お問い合わせフォームからお願いします。
http://www.corecara.co.jp/form.phtml
株式会社これから
chief executive officer 久保田説子