2015年4月17日金曜日

指名されるライターになるには/ライターの仕事とは 第13回

関西の編集プロダクション「株式会社これから」は、
編集ライターの仕事に興味のある人材を応援しています。
そこで何回かに渡って、
ライターというお仕事の話を掲載したいと思います。
今回はその13回目です。


「ライターになるには」って検索すると、
いろんな方法がヒットします。
「文章を書く」という仕事内容そのものはシンプルだから、
「すぐなれる」と思う人も多いかもしれないし、
「すぐなれる」と誘いたくなる人も多いみたい。

どの仕事でもそうなのでしょうが、
ライターも、
「なること」以上に「続けること」が大切だし、難しいです。

「指名される」というのは、
そのために必要不可欠な条件だから、
そうありたいという気持ちをこめて、タイトルにしています。

では、続けるにはどうすればいいのでしょう。

あたりまえのことですが、
ライターだって、人間です。
病気もすれば、彼とケンカして泣いたりもする。
でも、シメキリは待ってくれません。

場合によっては、結婚したり、子どもを産んだり、介護したりする。
1か月前から準備してきた座談会取材当日に、
子どもが熱を出しちゃうってこともありえます。

彼と別れる瀬戸際でも、気持ちの整理をつけて、
いつもどおりの原稿が書けるかどうか。
子どもを看病してくれる人を見つけられるかどうか。
真夜中に介護で何度も起きた次の朝、取材に行けるかどうか。

実はこのすべてが、ライターとしての大きな土台ともなります。

受験、就活、転職、起業、結婚、出産、介護、
自分自身、もがきながら経験したことが、
取材するとき、原稿を書くときの「引き出し」をつくってくれる。

取材対象の方々も、ライターの書いた文章を読む人も、
同じくもがいて生きている人間だからでしょう。

傷ついた家族を思いやる温かなエピソードにうなずき、
仕事で受けた大きなダメージの辛さに同期して…
泣いちゃうよ、ほんと。
そして、書いていいことと、伏せることの線引きもしなきゃ…
どう聞くか、どう書くか。
それは、どう生きているかで変わっていきます。

続けていくことで、
たったひとりの、
その人にしかできない仕事ができるのだと思います。


「めざせ唯一無二」株式会社これから


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株式会社これから
chief executive officer 久保田説子