2015年4月2日木曜日

指名されるライターになるには/ライターの仕事とは 第11回

関西の編集プロダクション「株式会社これから」は、
編集ライターの仕事に興味のある人材を応援しています。
そこで何回かに渡って、
ライターというお仕事の話を掲載したいと思います。
今回はその11回目です。


仕事をするのに「才能」って、関係あるのでしょうか。
私は、関係あると思います。

仕事関連の情報誌やウェブの
人物取材をこれまでたくさん担当してきたため、
いろんな職種の人に仕事の話を聞いてきました。

シェフ、弁護士、医師、建築士、庭師、塾講師、映画監督、女優、SE、
フラワーデザイナー、大学教授、フードコーディネーター、コンサルタント、
銀行員、ホテルマン、ドッグトレーナー、営業、開発、研究員、製造…

お仕事ぶりが見事で、
「これは才能としか言いようがないなー」と思うことはよくありました。
ディレクターさん、カメラマンさん、デザイナーさんについても、
一緒に仕事をしていて「天才かも」と思うことがあります。

でも、才能って、おかしなもんだなあとも思います。

「熟練工にしかできない、ミクロン単位の精巧な加工」って、
ただ長年やっていれば誰にでもできるのでしょうか。…無理でしょうね、きっと。
「好きなことを続けていれば」とも言われるけど、
「ギタリストになりたくて人一倍練習したのに、なぜかボーカリストになっちゃった」
なんてケースも結構よく聞きます。

ちなみに私は大学を卒業するまで、漫画家になりたかったんです。
描くのが好きで、小学生の頃から練習していました。
でも、今の仕事は編集ライターです。

フリーのライターとして初めて仕事をしたとき、
「また、お仕事お願いしますね」と言ってもらいました。
そのとき「私がやっていいんだ」と、すごくうれしかったです。
「できなかったこと」にこだわらずに、
「してほしいと言ってもらえること」を大切にしなきゃと思いました。

「また、お仕事お願いしますね」と言われる理由は、
ライターさんによってきっとさまざまで、
国語力かもしれないし、人脈とか、情報量とか、スピードとか、人柄とか、
何かひとつ専門分野を持っているとか、突撃取材力とか、
ミスが少ない、文章に味がある、のみこみが早い、笑えるネタが豊富、
カメラができる…何となく好かれるという人までいます。

どれも、才能です。

専門分野があれば、さらに磨きをかければいいし、
スピードが強みなら、その期待に応え続ければいいし、
人脈で勝負したいなら、それをアピールすべきだと思います。

才能って鉱脈みたいなもんで、
あきらめない限り、たくさん見つかります。
きっと生まれたときは、誰もが天才なのでしょう。
まわりから拍手をもらえたら、それこそが才能です。


「才能の在りかを探し続ける」株式会社これから


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株式会社これから
chief executive officer 久保田説子