2017年1月6日金曜日

講師のお仕事もおまかせください!~大学講義用資料作成奮闘記~

これからマネージャーの市川です。

制作実績ブログでもご紹介していますが、
ライター久保田が、
昨年9月から京都外国語大学で非常勤講師を務めさせて
いただいています。
















→制作実績ブログはこちら
http://corecara.blogspot.jp/2016/09/61.html
(「京都外国語大学「日本語のスキル6」講義はじまりました」)

これまでも、自治体主催のセミナーなどで
講師をさせていただく機会はありましたが、
今回は、大学での15回連続講義ということで、
講義用スライドをパワーポイントで
用意することになりました。

講師のお話をいただいたのが
講義が始まる約1年前。
2016年の年明けには、

「市川さん、パワーポイントでのスライドつくり
手伝ってもらうと思うから、よろしくね~」

とは言われていたのですが、
まあ、まだ先だし、その気になればできるだろうと
思っていたら、あっという間に時間は過ぎ…

気づいたら7月!!
が、実は、パワポは一度も使ったことがない!!

ということで、
さっそく「PowerPoint2013」をインストール!
基本的な使い方はマスターしておいたほうが
スムーズなので、
「schoo」というオンラインスクールで
パワポを扱っているすべての講座を
一気にまとめて受講しました。
その数、なんと11講座!
90分の講座が2本、60分の講座が9本で、合計12時間。
う~ん、長かった…
でも、基本的に、好きな分野なので、
どれも面白くて、なるほど、なるほどの
連続でした。

そんなわけで、操作についての基本を学び、
デザイン関連の授業も数本受講して
1か月で、準備万端整えました。

そして、8月。
いよいよスライドつくり開始。

久保田のワードで作ったレジュメと、
簡単な手書きサムネイル、入れたい図など
打ち合せをして、それをもとにパワポで
スライドをつくっていきます。
伝わる資料を作成するために必至といわれる
ベースの構成案については、久保田担当なので
ノー・プロブレム!!

今回、講義を受ける学生さんの
学年や学部が決まっていたので
ターゲット設定はすでにありました。
15回の講義のシラバスは提出ずみ。
講義の流れは久保田がすべて考えるので、
私の仕事は、それをパワーポイントという
ツールを使って
スライドという形にすること。

久保田が、何をどのようなストーリー展開で
伝えたいのかをしっかり読み取り、
講義をスムーズに進行できるよう、
アニメーションや図、アイコンなど上手く
取り入れてつくっていきます。
さらに、ターゲットである現役学生さんにとって
理解しやすく、見やすく、わかりやすいよう、
フォント、色合い、デザインも工夫します。

久保田の視点、受講する学生さんの視点、
どちらも考えないといいものはできません。

非常勤とはいえ、お仕事としてお受けした以上、
最高のパフォーマンスを提供するのがプロ。

作成は1講義ずつですが、
すべての講義は連動していて
最終的に15回すべての講義を通じて、
 伝えたいことを
 伝えきれるように
 伝わるように
構成を考えるため、
直しや順番の入れ替え、
次回講義への繰り越しなど
つくりながら、改良していく感じで
進めています。

講義を段階的に受講することで、
学生さんたちに身につけてほしい
「ターゲットを知り、伝え、広める」力
を体現すべく、
スライド作成という部分で
久保田の最高のサポートができるよう
私自身も日々勉強です。



株式会社これからでは、
キャリア30年のライター久保田が、
文章、原稿作成、編集、コピーライティングに関わる
講義やセミナーの講師のご依頼をお受けしています。

ライターの卵、一般の方々、学生さんなどを対象とした
文章指導の経験があります。
何を伝え、何を受け取ってもらい、それによってどんなメリットを得るか。
常にそれを考えながら文章を作成し続けている
私たちのノウハウをお見せします。

お問い合わせは、こちらからお願いします。
http://www.corecara.co.jp/form/index.phtml









2016年11月25日金曜日

インターンシップ体験談

みなさん、はじめまして。
ライター目指して勉強中の林です。
この転身講座を受講して、
早くもライターという仕事の難しさ、
やりがい、いろんな経験を
させていただいております。
このブログではそんな転身講座の内容を
少しでもお伝えできたらと思います。

なぜライター転身講座を受けているか
ですが、ライターになるために
もっと自分の表現力を上げたいと思ったからです。
最近はSNSで個人が発信する機会も増えていますが、
自分の活動や想いを書く中で、
ひょっとして少しの工夫で
もっと伝わる文章が書けるのではないか、
良いものも伝わらないと意味がないのでは、
そんな風にも思い始めました。

日本語のもつ言葉の響きや温かさが私は好きです。
日本には言霊という考え方があり、
使っている言葉通りになると昔から言われています。
そんな言葉を大切にすることからも、
正しい文章が書けるライターになりたいと思います。

さて、講座では書きやすそうな題材からスタートします。
最初は、これまで会った人(1名に絞る)のことを、
中学生にも魅力がわかるように紹介してください、
といったものでした。
最初だしとても書きやすそうな題材ですよね。
だって会ったことある方だし。
しかし実際書き始めてみると意外と難しい。
自分はその方のことをよく知っているけど、
いざ知らない人に紹介するときに
何から書いたらいいのか迷います。
好きなだけ書ければ簡単ですが、
字数制限の中で魅力を伝えるという経験は
とても学ぶことがたくさんありました。
さらに何を最初にもってくるかなど
文章の順番にも意識を向けるようになりました。

何度も直して頂いてようやく完成しましたが、
文章の基本的な型や気をつけたいポイントなど
講座を通して教えていただきました。

面白かったのは、書くことでさらに頭の中が整理されて、
その方の魅力がさらによくわかるようになりました。

それでは今日はこのくらいにして、
また次回の課題レポートをお待ちくださいね。

2016年11月2日水曜日

「日本」「伝統」「工芸」本来のよさを、よりくっきりと。 お金をかけるより、知恵をしぼる。 中川政七商店の「奈良博覧会」が、すごいワケ

すごいんです、秋の奈良は。
正倉院展があるので。平日のバスもいっぱい。
鹿たちも、外人さんたちからせんべいもらって、うはうはです。

それ以上に、すごいんです。
中川政七商店の「奈良博覧会」。

中川政七商店は、創業の地である奈良県内よりもむしろ、
すでに全国で「超有名な」ブランドです。
中川政七商店の名前は知らなくても、
新幹線の中で異彩を放ち、誰もが一度はクギづけになるワゴン販売
「走る日本市」を見た人は、きっと多いと思います。















ちょっと書き方を変えましょう。
「お金をかける価値のある本物がほしい人」に「超有名な」ブランドなんです。
もう少し突っ込みましょう。
「新しいことや本物に感度が高く、それを手に入れるゆとりのある人」に
「超有名な」ブランドなんです。

10月11日の記者発表に参加させてもらって
驚かされたのは
岩手県の南部鉄器も、新潟県燕三条の刃物も
地元では、なかなか注目してもらえていなかったということです。
それどころか
刃物職人さんたちが自分の子どもさんに
「こんな素晴らしい仕事をしている」と誇りをもって語ることすら、できていなかったそうです。
そんなんでは、後継者が育つのも難しいでしょう。

中川政七商店の社長、中川淳さんは記者発表で言ってました。
「私たちが」。
「私たちが、産地の外から、素晴らしいと断言することで、変えていきたい」。
「博覧会という、モノ、食、コトの集まるお祭り空間だからこそ、変えられる」。
産地だけでは、どうにも変わらなかったこと。
それを「私たちが」。


事実、東京、岩手、長崎、新潟と全国5か所で空前の集客。
岩手の集客18000人は、なかなか出ない数字じゃないでしょうか。
しかも、
「お金をかけずに、知恵をしぼる」という、やり方で。
たとえば「ものづくり学校」をして、産地を体験してもらう。
しょぼんとしていた産地も、
「できることはないか」と自ら動きはじめて、
「博覧会」をきっかけに、一大ムーブメントが巻き起こったそうです。

narantoという雑誌で取材した頃から、
中川さんは強調していました。
「ブランディングで、現状を変えることができる」ということ。
私はブランディングについて詳しくはないので、
大学の講義でも、
中川政七商店のブランディングを生の題材に、
「ブランディングが、いかに強いのか」について教えました。
「自分の潜在価値」に、
まだまだちっとも自信のもてない大学3年生に。

そこで話したのは、
「ブランディングは、本来もっているよさを決して失わせない」。
無理に何かを盛ったり、奇抜なスパイスをふる必要はない。
「本来もっているよさを、客観的に見つける、これが難しいけど、すべての鍵」。
産地の外から、素晴らしいと断言することの重要性です。
「宣伝にお金をかけなくても、光の当て方に知恵をしぼれば、いい噂はすぐに広がる」。
中川さんは「まずは一番星を点灯させること」と言ってました。
光をあてれば、そこが輝く。
自分たちで難しかったのなら、外から光をあてればいいんです。
















奈良博覧会に行ったら、
もともとおいしいマフィンの数々に、奈良の山の名前がついてました(出店「ナナツモリ」)。
奈良でとれるおいしい果実が、ドライフルーツやシロップになって、
年中楽しめるように工夫されてました(出店「堀内果実園」)。




奈良博覧会の会場でお客さんの目に飛び込むのは、
にわかじたてのゆるキャラなんかではなく、
奈良ざらしを扱う老舗として中川政七商店が300年つむいできた足跡と、
奈良の地に今も息づく一刀彫をはじめとする伝統工芸の粋。
もっとすごいのは、人間と工芸との過去と未来に思いをはせることのできる屏風絵でした。




便利だから、すぐ手に入るから、ものを買います。
でも、気持ちがゆさぶられたり、心地よさが続くのはもっと大事です。
働いてお金がほしいから、就職します。
でも、自分がどんな生き方をするのかは、お金を稼ぐより大事です。

何を買うか。何を食べるか。何を体験するか。何に時間を費やすか。
ひとつひとつの積みかさねで、一生が変わる。















奈良博覧会の内容は、
中川政七商店のホームページでどうぞ。
http://www.yu-nakagawa.co.jp/top/

(ライティング:久保田説子)



2016年10月7日金曜日

牧賢治監督作品、ショートムービー「japing」の映画賞授賞記念上映会&パーティに 行ってきました!

これからマネージャー市川です。
今回は「リサーチ玉手箱」の番外編。
牧賢治監督作品、ショートムービー「japing」の
映画賞授賞記念上映会&パーティに出席した
レポートをお届けします。

まずは、映画のご紹介から

★ショートムービー「 japing(ジェイピング)」★

第49回ヒューストン国際映画祭 短編映画コンペティション部門 GOLD REMI AWARD受賞!

日本芸術センター 第7回映像グランプリ 若獅子賞受賞!


こちらの映画、モノクロ・台詞なしのショートムービー。
こういう作品は今まで見たことがなかったので
とても新鮮でした。

音楽と映像だけの作品。
自分の想像力をはたらかせつつみていると
どんどん作品の中に引き込まれていきます。

上映時間が20分ということで、短いのですが
短いからこそ、監督の表現したかったことが
ギュッと詰め込まれていると感じました。

上映後、
制作の裏話、海外の授賞式の話、
日本の映画界の現状と海外の映画界との環境の違い、
すでにクランクインしている次回作の話など、
牧監督から直接、お話を聴くことができました。

















なんと、こちらのショートムービー、牧監督の
初監督作品!
しかも制作費20万円、3日間で撮影した作品だそう。
う~ん、それで海外の映画賞受賞とは、すごい!のひとこと。

映画について語る監督の目はキラキラしていて、
パワーと可能性にあふれていてまぶしかったです。

監督の映画への情熱や思いが、まわりのパワーをも巻き込み、
もともと持ってらっしゃる才能にさらに開花させ、
チャンスを自ら引き寄せてらっしゃるんだなぁと
いうことを感じた上映会でした。

牧監督の次回作が、ますます楽しみになりました。


Japing-ジェイピング- FBページ
https://www.facebook.com/japing.movie/


映画については、こちらの記事で詳しく紹介されています。
PR TIMES「大阪の広告クリエイターが、ヒューストン国際映画祭で金賞!!」
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000018976.html

2016年9月16日金曜日

心斎橋OPAの地下2階 「やまびこベーカリー」の お披露目会に行ってきました




売り場にあふれんばかりのパン、パン、パン。
オープンキッチンだから、
つくっている様子がわかって、おいしそう。
その上ラインナップはというと
「カッテージチーズとお漬物のサンド」からはじまって、
大胆で強気な「初対面のレシピ」がずらり。


「やまびこベーカリー」を
プロデュースする奥田政行シェフは、
アル・ケッチァーノというレストランのオーナーシェフで、
世界の料理人1000人に選ばれたり、
農林水産省「料理マスターズ」第1回受賞者だったり、
スイス ダボス会議「Japan Night2012」で料理責任監を務めたり、
「ミラノ国際博覧会」で地元・山形の食材をPRしたり、
とにかく食の世界では超有名なのだそう。
スケールでっかすぎて、ピンとこないくらいです。

それでいて、意外にも、おしゃべりが楽しいんです。
ずっとしゃべってる。
ずっとしゃべってる。
しゃべってる。しゃべってる。しゃべってる。




「日本人の口にあうパンは、
ごはんと一緒の加水率なんだよ!」と言われて、
記者さんたちが「へえーーーー」
「アンデス原産の野菜なら、
アンデスの気候に近いとこで育てると、おいしいんだよ!」
グルメライターさんたちも「ふうーーーん!」

その場で、自らの手でサンドイッチをつくりあげ、
どうしておいしいのかを、にこにこしゃべって、
質問されていないことまで、めっちゃわかりやすく教えてくれる…

「やまびこベーカリー」のパンは、
そんな奥田シェフっぽい、
ちょっとおしゃべりで、
いろんな味覚が贅沢に盛り込まれてるけど、
それでいてピシッと筋の通った
「世界に認められる日本のパン」の味がするんです。

「私は感受性が豊かだから!」
って自ら言いきるところも、無邪気で素敵でした。

地下鉄心斎橋駅から直結。


2016年9月9日金曜日

大阪 北堀江のアートショップ&ギャラリー 「ART HOUSE」で開催された たなかしんさんの 出版記念パーティに行ってきました!


ART HOUSE。アートハウス。
いい響きですよねー。だって、アートの「いえ」ですもん。
オーナーさんのあったかさが、
そのまま出ているネーミングです。
もー、中にはいると、とにかくいっぱい。
「いえ」んなか、
いろんなアーティストのアートでいっぱい。天井まで。

パーティの前に、
2階の展示をふらっと見にいったところ、
若い女性の作家さんが、話しかけてきてくれました。

色とりどりの、ちっちゃいちっちゃい折り紙アートを
ニスでつやつやにしてつくった可愛らしいアクセ。
「私がこのギャラリーにたまたま来たとき、
自分でつくったこのアクセを耳につけていたら、
オーナーさんがそれを見つけてくれて。
今日の展覧会に参加することになったんです」
あー、いい話聞いちゃった…。
誰かに会うたびに聞かせたくなる話です。


そんなふうにART HOUSEは、

アートのたまごを孵化させる不思議なとこ。
絵本「クークーグーグー」を出版したばかりの
たなかしんさんも、
20歳の頃、ART HOUSEに出会って、
それからの長いお付き合いなのだそうです。

たなかしんさんのことは
だいぶ前から知っていましたが、
ご本人と生の作品にあうのは初めて。

パーティーでは、
クークーと同じくらい可愛くてやんちゃな
「たなかしんさん2世」も走り回ってました!








アートは人の心に忍び込み、
やわらかくしたり、あったかくしたりします。
アートを生み出す人たちが、
イマジネーションを広げていけますように。

ART HOUSE
http://art-house.sub.jp/

2016年9月6日火曜日

ルクア イーレに8/31オープンした 「AMO'S STYLE by Triumph prime」の プレスプレビューに行ってきました!

















この写真に映っているのはトリンプのイメージガール、中川知香さん。
本物の花でつくったオトナブラ&ショーツ姿でショップに登場!

…ショップが…、華やぎましたとも!!

なんといっても、フレッシュフラワーでつくった下着!
ランが5種、トルコキキョウが2種。
すごくかわいい。

生花だけにボリューミーだし、
ドレスアップされた感はすごいんですが、
想像していたほど派手じゃなくて、
「女子を満喫している」感じがしました。

しかも、このフレッシュフラワーブラ&ショーツ、
身につけている中川知香さん自身が考えたとのこと!!
きっと、楽しかっただろうなー。

偶然やけど最近、仕事で下着の話題にふれることが続きました。

あらためて思ったのは、
ファッションのなかでもブラ&ショーツって、
女子にとって特別なんやなーということ。
基本、男子はブラつけません。
ブラ&ショーツというカップリングへの思い入れも、
ランニング&トランクスとは、たぶんきっと、ずいぶん違う。

女子にしかない、宝物を包んでいる感じ、
自分以外のだーれも見ずに終わるかもしれなくても、
終わらないなら、なおさら、
愛着のあるデザインや色やつけ心地にこだわりたい!
…って思って、当然ですよね。

トリンプさんとはちがう、
もうひとつの「ブラ&ショーツ」の物語は、
近日またご紹介しますです。