関西の編集プロダクション「株式会社これから」では、
編集ライターに転職したい方を募集しています。
そこで何回かに渡って、
ライターというお仕事の話を掲載したいと思います。
今回はその14回目です。
前回までは
「指名されるライターになるには」というタイトルにしていました。
うれしいことに、
ブログをきっかけに、新しいお仕事が始まるという体験もしました。
次はぜひ、
一緒に仕事をする「ライターの卵」と出会いたいものです。
だから「ライターになるには」に戻しました。
やっぱり卵さんにとってはまず「指名される」より「なるには」が大事だから。
「ライターさんって、文章がうまいですよね」と言われることがあります。
取材後に
「うまーーーく書いておいてくださいね」とも、よく言われます。
…へただと、かなり困りものなわけですが…、
とはいえ「うまいんでしょ」と言われると、こんな疑問がわいてきます。
いったい、どんな文章が「うまい」のでしょうか。
私たち「株式会社これから」ではまず、
最後まで読み切ってもらえる文章の作成をめざしています。
当たり前と思われそうですが、簡単ではありません。
最初の文章、
それは大抵、キャッチだとか大見出しなのですが、
これがつまらないと、最初から読む気になれません。
読む気になれるかどうかはさまざまだけど、
私が読者ならまず「自分に関係があるな!」と思えるかどうかです。
関係なさそうな文章を、わざわざ読まないでしょう。
だからキャッチには大抵「あなたにも関係あるよ」というメッセージをこめます。
「そうかな」と思う人には、読み始めてもらうことができます。
自分に関係ありそうでも、生命力のない文だと読み進む気にはなれません。
生命力?
文章のかたまりには、ある意味、いのちが宿ってます。
キャラクターのようなものもあるんです。
それは「これを読むと、元気になれそうだな」とか
「辛いけど、読んでいて共感してしまうな」とか
「新しいことを始めるエネルギーをもらえるな」とか。
そういえば知らない人に会って話すときの、
ちょっと緊張するけれど、会ってよかったと思えるようなのに似ています。
人との出会いに匹敵するような文章なら、読むに値するということでしょう。
ライターの書く文章は小説などとは違って、
「ラストのどんでん返しがスゴイ」なんてことは、ほとんどありません。
となると「いつの間にか、最後まで読んでしまった」という読み心地が大切です。
美辞麗句は、飽きられます。
誇大表現は、見抜かれます。
取材で聞いたまんまだけど、その事実にどう光を当てるかで「いつの間にか」最後まで。
…読んでほしいなあ…!
「美文って、何? いつでもそれを探りながら」
株式会社これから
株式会社これからでは、
編集ライターの仕事に意欲のある人材を募集しています。
○インタビューを中心とする各種制作を長く続けたい人
○相手のために、一生懸命になれる人
○おもしろいこと、好きなことを見つけ、まわりに話せる人
こんな人と、一緒に働きたいと思っています。
仕事の内容
〇企画・編集・原稿作成のアシスタントからスタートします。
〇最初のステップをクリアしたら、取材を担当します。
〇スキルに応じて、企画・編集、インタビューをお任せします。
対象となる方
○業界を問わず、就職した経験のある方。
○業界の経験・未経験を問いません。
〇ワードを使っての入力ができる方。
勤務地
尼崎市南塚口町2-15-18 ル・デポ301
06-4961-5565
勤務時間
10:00~19:00(休憩1H)
休日
土日祝休※土曜出勤の場合あり
給与
経験・能力を考慮し、相談の上で決定します。
雇用形態
アルバイト、契約社員
※正社員登用あり
※試用期間(最長6か月。相談の上で決定します)
待遇・福利厚生
交通費支給(実費。上限月2万円)
各種保険などは雇用形態に応じる
ご連絡はご面倒ですが、
お問い合わせフォームからお願いします。
http://www.corecara.co.jp/form.phtml
株式会社これから
chief executive officer 久保田説子