2013年1月4日金曜日

「編集プロダクションって、何をするところ?」

昨年、新人スタッフの採用活動をした時、
応募してきた20代に聞かれました。
「編集プロダクションって、何をするところですか?」
就活ガイド的発想なら
「そんなことは、事前に調べておきましょう」となるんですが、
なんか、考え込んでしまって。
そういえば、編集プロダクションって、何するところだっけ?

雑誌をはじめとする紙媒体が多かった頃は、
編集プロダクションって、出版するための工程を担っていたんです。
仕事の範囲はいろいろだけど、
企画や構成、取材、文章や写真やイラストの発注もしくは制作、
校正、印刷物が仕上がるまでのあれこれ。

株式会社これからの仕事の中にも、まだまだ紙媒体は多いです。
でも、
仕事の範疇はどんどん広がって、ニーズは複雑になってるなと感じます。
たとえば
「ウチの会社の魅力を登録者にアピールしたい」とご依頼があったなら、
「ウェブコンテンツとメルマガでやりましょうか」という提案から始まります。
一緒に進めるほうが、絶対にスムーズですもんね。
紙媒体とウェブがばらばらに進んでいたり、
どっちかがどっちかの焼き直しだったりしていたら、
「同時に取り組んで、しかも両方を十分に活かす方法は?」と、
クライアントさまと一緒に考える機会も増えてきました。
もったいないですから、ばらばらだと。

編集って、何でしょうか。

編集プロダクション以外の言葉が思いつかないので、
しばらくは編集プロダクションと名乗るほうがいいんでしょうけど、
「編集前段階の、どうすれば一番いいか、やり方から考える」
そのほうが、絶対にいい結果が出ると、いつも思っています。
インタビューひとつとっても、どこにどう載せて、
読んでもらうためにどう誘導するかで読まれ方は全く違ってきます。
インタビューをガンガンやりたい会社ではありますが、
それも、読んでもらってナンボですから。

一番いいカタチを探す、
そんな編集プロダクションでありたいです。

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